火曜日, 6月 29, 2010

対北非難決議を可決=哨戒艦事件で韓国国会

韓国国会では29日、46人の犠牲者を出した哨戒艦「天安」の沈没事件に関し、対北朝鮮非難決議案を賛成多数で可決したという。

岡田克也外相は29日の記者会見で、事件に関し「国連安全保障理事会が再発防止のための批判すらできないなら、むしろ大変なことだ。しっかり努力したい」と述べ、安保理での北朝鮮非難を盛り込んだ決議・議長声明案採択に全力を挙げる考えを示したという。

オバマ米大統領は27日に行われたG20首脳会談後の記者会見で「北朝鮮が一線を越えた例だという点を胡主席が認めることを望む。自制力を発揮することと、相次ぐ問題に意図的に目をつぶることは違う」と述べ、さらに「どっちみち平和は来るものだと勘違いし、北朝鮮の醜い挑発にためらいながら回避しようとするのは明らかな悪習だ」と述べたという。

安保理での協議に関して大統領は「私たちの主な関心は、国連安保理が北朝鮮が国際社会で容認されない挑発にかかわっているという点を明白に認めることだ」「北朝鮮が規範を順守するまで持続的に圧力を加えるというメッセージを国際社会が共同で送らなければならない」とし「G20首脳らは(北朝鮮の挑発の)証拠を知っているだけに、同じ結論に到達すると考える」と述べたという。

大統領は、韓国の李明博大統領について「(天安艦局面で)驚くべき自制力を見せた」とし「国際社会が力を合わせて李大統領を支援するのが絶対的に重要だ」と述べたという。

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