火曜日, 4月 23, 2013

中国の現状について

質問です。

人間の価値の低い国で、安全というものが何を意味するのか。

H7N9型、上海の市場で誕生か 生きた鳥の体内から 中国研究者ら発表

中国の市民からは改善を求める声がありますが、選挙のない国で「いったいなんのためにそんなことをしなければならないのか」。

人間の行動の動機というのは何であるかという疑問にぶちあたるわけです。

宗教上の理由であるのか。

個人的な感情がそうさせるのか。
 政治的な駆け引きによるものなのか。

社会が社会として機能するためには、迷惑な業者が人間の人生を犠牲にするということがあってはなりません。

騒音が迷惑なのと同じです。 

国際社会としても「迷惑」を前面に押し出してしかるべき対策をとるべきでしょう。

木曜日, 12月 08, 2011

減税とは禁句なのか

あくまで米国の話です。

米国には貧困層と高年齢層にしか公的な健康保険制度がありません。
そのための課税がフラットタックス(年収が何千億円でも庶民とまったく同じ率)で、しかも富裕層への課税に上限が設けられています。

富裕層への課税が累進課税どころか逆進という現状で、この財政危機打開のために課税率を元通りにしようという試みが続けられていますが、いまだに多大なる抵抗がその声を押し殺しています。
もとは70%だった課税率が80年代からどんどん下げられてきて、35%からさらに下げようとさえする動きがあります。

「ウォール街を占拠しよう」という抗議運動があります。「99%」というスローガンで、1%に買われた政治を庶民のため「民主的」にしようという動きの一環といえるでしょう。

何千億とあると、市場のみならず政治まで動く。買ってしまうと法律が作れる。金持ちには税金を下げる法律をつくる。

米議会で話題となっているのは今年で切れる庶民に対する減税措置(Payroll Tax Cut)の延長案です。財源は年収1億円以上のほうからという法案に対する論議があります。3.25%上げようという提案を論議している。

中間層にとっては平均で$1500ほど収入に差がでるという話なわけで、有権者からは支持があります。それをネタに「交渉」が続けられています。

禁句となっているこの「格差」問題。庶民の声が金持ちに牛耳られた米国のマスコミの壁を超えて、ネットで政治を変えていく以外に改革を期待することは困難であるといえるでしょう。

土曜日, 10月 08, 2011

「ウォール街を占拠しよう」

米国では「ウォール街を占拠しよう」という、一種の抗議運動が各地に広がっています。

資本主義の旗印のもとに、金持ちなら金持ちであるほどやりたい放題の米国には、市民の不満も多い。

数々のクレームを解決する政治が、金持ちからの献金で腐敗しているため、やり場のない怒りはいま金融街に向っているというわけです。

公的年金は切られる、公的健康保険がない、公共交通機関は一部にしかない、道路は壊れている。

さらに、公務員が予算がないとして間単に処分される。日本では不可能な、財政政策がとれる便利な国です。

処分される中には、先生や消防士などが含まれる。

ビジネスで教育ができるのか?教育というと、なぜか金の話になる連中にいったい何が教育できるのか?

教育ビジネスは、教育ではない。教育ビジネスの目標といえば当然のごとく金儲けであるわけです。

教育ビジネスは、学生に借金負わせると利益が上る。

ついには、学生ローンがクレジットカードによる借金より多くなったという現実があります。

学生相手になんの詐欺が教育だというのか。人生教育にはなるかもしれません。

話を戻します。「ウォール街を占拠しよう」には、多数の学生および学生ローンを抱えた失業者が参加しています。

学生ローンを、何十年もかけて返さなければならない、そのためには良い就職口がないとならない。プラカードには仕事を与えてくれ、とあります。

「1%の金持ちが99%の富を独占(するようなことは許すべきではない)」「戦争ではなく仕事を」「Stop the war, tax the rich」

大学教授が、抗議運動に参加し、講議するという新たな展開もあります。

歪んだ米国の資本主義の、象徴ともいえるこの抗議運動がどこに行くのか。

注意深く見守っていく必要があるでしょう。

金曜日, 8月 26, 2011

北ロ、中仏、首脳会談 米副大統領の訪日

ロシアと北朝鮮の対話は、あっけなくメディアの線香花火で終ったようですね。(またしても)核凍結!?と見たときには頭に血が上りましたね。

このところは首脳会談が続き、何が飛び出してくるかと期待と不安がありましたが、中仏の首脳会談も、今となっては足元の危いユーロへの支援要請で終ったようです。

さらに、バイデン副大統領の来日は、中国要人の顔見せのついで以外のものではなかったようです。来日時には、海外の日本関連ニュースがぼちぼちと出てきます。

ニュースというものは本質的にサプライズであり、聞こえのいい快いニュースというものはないとしていいと思うのですが、今度ばかりは「日本の災害地では良識ある住民が見付けた現金を警察に届出る」というとても暖いニュースをメディアで流していました。

このところメディアで妙に存在観のない日本ですが、外交面で多少なりともしっかりした立場を示してほしいものです。

月曜日, 7月 11, 2011

中国貿易黒字、7カ月ぶり200億ドル突破

とどまる所を知らない中国経済。去年の輸出入の伸びはなんと30%。

輸入も増大していたのですがここにきて、さらに貿易黒字が増大。ついに200億ドルを突破し、6月の貿易黒字は223億ドル。

輸出は前年同月比19%増の1620億ドルと過去最高となりました。

さて...

気になる中国の軍事費フタ桁成長の話ですが、ここにきて米国はアジアでの軍事プレゼンスを維持すると表明しました。

頼りになる米軍ですね。10日にはマレン統合参謀本部議長が中国の人民解放軍の核ミサイル部隊を訪問しました。

なんでも、南シナ海で緊張が高まっているとの警戒からという分析があります。

南シナ海ではベトナムが中国に抗議しています。しかしここにきて10日、ついに中国への抗議デモ参加者が強制排除され、10人が拘束されました。

では...

よくなる見込みってあるんでしょうか。

一方で、市場開拓への試みは続けられています。イオンはマレーシアに本社を構え、インドネシアなど東南アジアでの事業展開を目指すということです。

訪米中のダライラマ法王は9日、「(中国で)自由や民主主義、法の支配を求める声は確実に高まっている。状況は間違いなく変化するだろう」と述べられたそうです。

各国政府の対応を待つのか、あるいはここは祈るしかない、ということでしょうか。

ベトナムの反中デモで初の取り締まり、NHKカメラマンも拘束 (2011-7-11)
米、アジアでの軍事プレゼンス維持の方針 (2011-7-11)
米軍制服組トップが中国人民解放軍の核ミサイル部隊を訪問 (2011-7-11)
魅力増す巨大市場、イオンが照準:植樹活動に1500人参加[商業] (2011-7-11)
南シナ海に漁業監視船=中国 (2011-7-10)
中国貿易黒字、7カ月ぶり200億ドル突破 輸入が鈍化 (2011-7-10)
貿易黒字、200億ドル突破=輸入鈍化鮮明に−中国 (2011-7-10)
6月の中国貿易黒字は223億ドルに拡大、輸入が大幅鈍化 (2011-7-10)
中国の民主化に期待=米でダライ・ラマが講話 (2011-7-10)

土曜日, 7月 09, 2011

米倉経団連会長、EU大統領と会談

外交といえば国益をもとに行う国際社会を舞台とした政治です。あたりまえですね。

先立っては日中外相会談が行われました。

そして...

もっぱらの話題は北朝鮮関連報道と、「国威発揚のシンボル 迫る中国初の空母進水」。

国威発揚のシンボル 迫る中国初の空母進水 (2011-7-9)

震災で揺れる日本の社会と経済に付け込んだ中国および親中派の躍進というべきでしょうか。

震災といえば、関税撤廃の論議が出てきたという一面があります。

日本経済をつぶせば世界経済を巻き込む。そういうノリですね。

ところが...

政府の対応といえば、結果どころか経過さえ報道されない。どのように交渉しているのでしょうか。

ここで、米倉経団連会長とファンロンパイEU大統領との会談のニュースが入りました。

米倉経団連会長、EU大統領と会談 非関税障壁の企業対話提案 (2011-7-9)

EUと韓国間のFTAによって、韓国製品の関税は撤廃されています。

フェアな市場で競争できるよう、まともな対応がなされるよう願いたいものです。

日曜日, 7月 03, 2011

タイ インラック氏 初の女性首相へ

タイの総選挙で、インラック・タクシン氏が勝利。タイ国初の女性首相という快挙となりそうです。

アビシット首相はインラック氏を祝福。早くもクーデターが懸念されていますが、軍部はこれを完全否定。

なんでも、プラウィット国防相の留任や、昨年のクーデターに関わったとして拘束されている軍部の釈放などで交渉が行われるという予測があるようです。

昨年のクーデターでは90人以上が死亡。

安定したまともな政治状況を取り戻してくれるよう願うばかりです。

タクシン派が圧勝=インラック氏、初の女性首相へ−過半数確保・タイ総選挙 (2011-7-3)
タイ総選挙:タクシン派大勝 タクシン氏、動向焦点に 浅見・一橋大学大学院教授の話 (2011-7-4)
タイ総選挙でタクシン元首相派が圧勝、初の女性首相誕生へ (2011-7-3)