火曜日, 7月 14, 2009

ホンジュラスの首都テグシガルパで新たな抗議運動

ホンジュラスの首都テグシガルパでは13日、大規模な抗議集会が行われ、数千人がセラヤ大統領の復職を訴えたという。セラヤ大統領は先月28日、軍による「クーデター」で国外追放されている。セラヤ大統領は11日、米国ワシントンでシャノン氏と米州機構(OAS)のインスルサ氏と会談したという。

米国は軍事協力関係を停止し、200億ドルの援助を停止すると警告している。世銀と米州開発銀行は融資を一時停止している。

セラヤ大統領はドミニカ共和国でクーデターが「南米と米国さえ脅かす暴力的逆行的行為だ」「法的根拠のない(軍の打ち立てた)政府では誰もが罰せられる」と述べたという。

コスタリカではノーベル平和賞受賞者のアリエス大統領が仲介し10日、セラヤ大統領の復職について協議されたものの、協議は平行線をたどった。近日、再度の協議が予定されているという。

ホンジュラスでは700万人の人口のうち貧困層が50%を超えており、セラヤ大統領は労働組合と貧困層からの支持があるという。

暫定政府は時間稼ぎをしているだけだと左派PUD党の弁護士ポンチェ氏は述べている。暫定政府側のロペス元外相は「時間稼ぎではなく、結果を求めている」と述べたという。

セラヤ大統領の支持者は、道路や橋を封鎖するなど抗議運動を続けているという。7月5日にはセラヤ大統領が帰国を試みたさいに、暫定政府側と衝突があり、死者が出ている。

カトリック教会、ユダヤ教信者、福音派のグループは祈りの集会を開き、「平和」を祈ったという。

セラヤ大統領は再選を可能にする憲法改正の是非を問う国民投票を行うとして軍によって「拉致」されている。

アルゼンチンのフォルティ元・在ホンジュラス大使は、軍にもセラヤ大統領を支持する人々がいると述べたという。フォルティ元大使はアルゼンチンのクラリン紙に対し、「流血の事態を防ぐために、軍が立場を再考せねばならない時が来る」と述べたという。


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