火曜日, 7月 07, 2009

米ロ新時代の関係構築を=国民に「リセット」訴え-オバマ大統領

オバマ米大統領は7日、モスクワの新経済大学院の卒業式で演説し、「米ロ両国は敵対する宿命だとの考え方は間違っている」「冷戦に取って代わる世界秩序をどうするのか、あなた方の世代が答えを出さなければならない」「ロシアと東欧の人々が立ち上がり、冷戦終結が平和をもたらすと決意して冷戦は終わった」「米国は力強く平和で繁栄したロシアを望む」「両国民が相互利益を見いだし、発展に向けた対話と協力を拡大する努力を続けなければならない」と述べたという。

オバマ米大統領は「米ロ両国は北朝鮮の核保有国化とイランの核兵器獲得を阻止する上で団結しなければならない」と、イランと北朝鮮の核開発について述べ、「失敗すれば、核拡散防止条約(NPT)や国連安保理は威信を失う。違反は罰せられなければならない」とミサイル発射や核実験などの違反に厳しく対応する姿勢を示したという。

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