土曜日, 12月 08, 2007

台湾の陳水扁総督、国連の加盟に関する国民投票は国民の要請

台湾の陳水扁総督は、7日、国連の加盟に関する国民投票は国民の要請であり、賛成なり否定なりしているわけではないと述べたという。

陳総督は米国に対し、国民投票に対する反対は、台湾国民の信頼を損なうもので、台湾と米国間の関係に影響すると述べている。クリスチャンセン東アジア大洋州局審議官は6日、記者団に対し、台湾の主権と民主主義を尊重するとしながら、挑発になりかねないとして懸念を表明したという。

陳総督は「国際社会は、台湾が国民投票後の行動を心配している。しかし、心配には及ばない。私たちは世界に向けてメッセージを発信したいというだけなのだから」と述べたという。

Chen says referendum can't be stopped (2007-12-8)

台湾の政党は、台湾正名運動など「台湾本土化」をめぐり、賛成派の泛緑連盟(グリーン陣営)と、泛藍連盟(ブルー陣営)の論争があるという。新聞では、聯合報、中国時報、自由時報、中華時報が主要4紙で、自由時報が「台湾優先・自由第一」を掲げて賛成派だという。英字紙では、Taipei Times が賛成派だという。台湾の主要都市は、台北市(262.5万)、高雄市(151.9万)、台中市(105.3万)、台南市(76.3万)などで、高雄市で民進党の陳菊が選出されたときには接戦で国際ニュースとなった。

台湾正名運動
泛緑連盟 (2007-12-8)
泛藍連盟 (2007-12-8)