金曜日, 12月 28, 2007

米大統領が緊急声明、ブット氏暗殺で「卑劣な行い」

パキスタン元首相のブット氏が、27日夜暗殺された。暴動など報復が危惧されており、1月8日に予定されていた下院選の実施の困難な情勢という。ブッシュ米大統領は「犯人に正当な処置を加える」と緊急声明を発表し、ライス国務長官は「パキスタン国民と政治指導者、市民社会に対し、平静を保つよう促す」と声明を発表している。潘基文国連事務総長は「この凶悪な犯罪を強く非難する」とした声明を発表、安保理では暗殺を「最も強い表現で非難する」とした議長声明を全会一致で採択した。高村外相は「公正な選挙が行われると期待していたが、暴力で物事を解決しようというのは言語道断だ。強く非難する」「悲劇を乗り越えてぜひ公正な選挙を実施し民主化の道を歩んでもらうことを強く希望する。日本もパキスタンの民主化を応援したい」と述べているという。

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