土曜日, 12月 19, 2009

COP15:政治合意を承認…途上国に自主目標

COP15では19日、政治合意「コペンハーゲン協定」を承認したという。

COP15:政治合意を承認…途上国に自主目標 (2009-12-19)

COP15の一連の動きは、米国が世界に覇権を示したかったのではないかとさえ思える。最終日に、独自案を提示して飲ませ、その後会議が決裂する。承認という形で、ふんだんに金を集めて、貧困国への援助という形で配る。EU、日本、豪などがもしそれを苦々しく思うとすれば、当然だろうと思う。しかも、温暖化現象に関して、米国民はろくに情報を与えられているようにも思えない。ましてや、世界の市民には何も伝わらない。しかも、それに対して抗議できる筋合いでもない。合意案を飲ませるためにかなり動いていたし、そんなことができるのは米国だけである。中国との折衝が、結果がどうであれ、なんらかの形で現実化したことは、東アジアの人間にとって重要な点である。

だからもし日本が何らかの役割を目指すとすれば、同様に身を削る努力をせねばならないだろう。