水曜日, 12月 23, 2009

仏外相、北朝鮮との対話は時期尚早 政府内に温度差

フランスのクシュネル外相は22日、国民議会(下院)の外交委員会で、北朝鮮との人権対話について、「北朝鮮との人権対話について、外務省は若干当惑している」「日本を失望させたミサイル発射実験や度重なる核実験の直後であり、対話に適切な時期とは思わない」と述べ、イランを引き合いに「われわれは、別の国に対して核保有を断念させる努力をしている最中であり、(北朝鮮への接近は)まずい外交だと思われる」と述べたという。

イランに対し、ギブス米大統領報道官は22日、記者会見でイラン核問題を巡る国際交渉期限を年末に設定したことに関し、イラン側が期限を遵守しない場合には、経済制裁を強化する方針を改めて表明したという。

イランでは21日、改革派のムサビ元首相の車が、バイクに乗った男から襲撃を受けている。元首相はモンタゼリ師の葬儀に参加後、テヘランに戻る途中だったという。モンタゼリ師の葬儀には、数十万人が参列し、政府に対し抗議運動を行ったという。

鳩山首相は、ジャリリ最高安全保障委員会事務局長との会談で、イランがIAEAに非協力的と非難したという。

仏外相、北朝鮮との対話は時期尚早 政府内に温度差 (2009-12-23)
イラン核問題、年末の交渉期限「本物」 米大統領報道官が警告 (2009-12-23)
ムサビ元首相の車、襲撃受ける イラン、側近1人が負傷 (2009-12-23)
「核に対する厳しい思い理解して」 首相、イラン担当者と会談 (2009-12-23)