火曜日, 12月 22, 2009

コペンハーゲン協定およびCOP15での合意の概要

気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)で承認された、コペンハーゲン協定では、2050年などの長期的な削減目標は先送りされた。

英ミリバンドエネルギー・気候変動相は、2050年度まで50%(先進国は80%)削減で合意が得られなかったのは、「中国が拒否権を発動したため」と述べたという。

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2020年までの中期削減目標計画については、来年の1月末までに提出することになっている。中期削減目標について、先進国は排出削減目標、途上国は排出量の増加を緩和する計画が提出される。

ブラジル大統領は米国を批判し、温暖効果ガス削減の具体的な数値を挙げるべきと述べたという。

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途上国の温暖化対策については、先進国は2010-12年に300億ドルを拠出することになっている。拠出額と受取額についての合意は先送りされているという。支援の大半は、コペンハーゲン・グリーン気候基金を通じて行うという。

2020年までには、年1000億ドルの拠出を目指すことで合意したという。

〔情報BOX〕コペンハーゲン協定およびCOP15での合意の概要