火曜日, 11月 20, 2007

ASEAN首脳会議、初日から紛糾

ASEAN首脳会議では、国連のガンバリ特使による報告が中止となったという。背景に、中国が反対する書簡を各国に送りつけたという事情があったという。9カ国の首脳は、ビルマの民主化を促す声明文を発表した。

「ミャンマーは後戻りも立ち止まることもできない」(シンガポールのリー・シェンロン首相)

アウン・サン・スー・チーさんを解放しない限り、「比議会が憲章を批准することは困難だ」(フィリピンのアロヨ大統領)

ビルマの軍事政権は、デモ弾圧で14人を火葬と、殺害された長井健司さんを含めずに説明しているという。政府は、長井さん射殺の真相究明と、遺品のビデオカメラなどの返還を求めている。高村外相は、「民主化の状況が明らかにならないと、日本の対ミャンマー政策に影響が出ざるを得ない」「ミャンマー政府の民主化に向けた強い意志が表れれば、支援するつもりだ」と述べたという。

【動画】ASEAN首脳会議、初日から紛糾 (2007-11-20)
ガンバリ氏報告見送り 中国が出席反対 ミャンマー問題 (2007-11-19)
国連特使のミャンマー報告見送り=ASEAN首脳会議、異例の議長声明 (2007-11-20)
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