日曜日, 11月 21, 2010

対アフガン治安権限移譲を承認=ロシアと協力-NATO首脳会議閉幕

リスボンでは20日、NATOの首脳会議が行われ、アフガン軍への治安権限を委譲するロードマップを承認し、閉幕したという。

日本からは伴野豊外務副大臣が出席し、新たな人的支援として自衛隊の医官らをアフガンに派遣検討を表明したという。

対アフガン治安権限移譲を承認=ロシアと協力-NATO首脳会議閉幕 (2010-11-21)

NATOは、基本的に冷戦中に旧ソ連に対抗する形でできた、欧米中心の軍事同盟といえます。

ソ連崩壊に伴い、その役割を域外協力に向けて、コソボやアフガニスタンでの軍事協力に意義を発揮してきました。

そのNATOの首脳会議に、ロシアのメドベージェフ大統領が参加し、欧米でのミサイル防衛網構築に協力するという図式は、「あらたな時代の幕開け」(ラスムセンNATO事務総長)としての期待が高まっています。

日本との関わりといえば、政府が出資を表明した5000億のアフガン支援がどう使われるのか、軍を派遣していないという圧力に屈せずに交渉し、国民へはきっちり使い道を表明してほしいと思います。