火曜日, 8月 08, 2006

ミサイル発射を強行した北朝鮮の、中国への対応が話題になっている。ミサイル発射直後に、金正日は、中国の胡錦涛主席に親書を送り、援助を求めたという。それに対し、中国の胡錦涛首席は、北朝鮮の核兵器開発に反対を表明し、六カ国協議への復帰を条件としたという。安保理での対北決議案1695の採決の際には、決議案に賛成した中国に対し、北朝鮮は予想外という反応を示した。中国が非難決議に賛成した裏には、北朝鮮の核実験を恐れたためだ、という分析もある。

金総書記 中国に支援倍増要請 ミサイル発射の直後に
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「国連安保理決議直後朝中関係険悪」
非難決議に中国賛成の裏、北朝鮮核実験の動き・米専門家指摘


中国が、北朝鮮のミサイル空輸を拒否したという情報もある。中国は、北朝鮮との国境で軍備を増強しているという。

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「中国、北朝鮮との国境地帯に兵士2千人増員」
「中国軍、北朝鮮境界地帯に兵力増派」

中国は、北朝鮮において貿易額が最も多く、さらに北朝鮮のエネルギーは中国に依存している。貿易量は、昨年からは減少しているという。中国に対しては、「中国にできることはもっとある」という要請がある。

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中国でも、北朝鮮へのエネルギー供給を止めるべきだ、という声があるという。

「北朝鮮は中国と密接な経済関係にあるため、中国が穀物や石炭などの物資供給を中断すれば北朝鮮は大きな打撃を被る」

国際的に声をひとつにして、北朝鮮の核を非難していかねばならない。中国の影響力を過小評価すべきではない。

北朝鮮、イランへの圧力強化を要求 米上院の訪中団
China needed to do more to press North Korea