火曜日, 12月 02, 2008

3500億円削減を提言 公益法人への来年度支出

政府の行政支出総点検会議は1日、公益法人への支出を2006年度から3500億円削減して5900億円とすることや、雇用保険の失業給付事業を国庫負担廃止を含めて見直すことなどを盛り込んだ提言を麻生首相に提出したという。労働保険特別会計のうちの失業等給付の積立金は約5兆4000億円あり、年間約1600億円(08年度)の国費の投入に批判があるという。提言では保険料の引き下げを提案している。提言では「居酒屋タクシー」で批判のあるタクシー代金の08年度比25%の削減、「マッサージチェア」機購入で批判のあるレクリエーション費の原則廃止などを盛り込んでいるという。さらに、UR(都市再生機構)の賃貸住宅の随意契約の見直し、「海洋架橋・橋梁調査会」による「橋の博物館」の必要性の有無の検討、原子力発電所の立地に伴う自治体への交付金の使途の透明化、財政投融資特別会計の一般会計への繰り入れなどを提言しているという。

3500億円削減を提言 公益法人への来年度支出 (2008-12-2)
公益法人支出3500億円削減を 行政経費有識者会議が提言 (2008-12-1)
無駄ゼロ会議、雇用保険の国庫負担「廃止を」 中間報告 (2008-10-17)