火曜日, 7月 29, 2008

トランス脂肪酸を禁止 米カリフォルニア州

六甲バターは9月1日からチーズを値上げするという。バターが品不足なため、雪印乳業、森永乳業、明治乳業、よつ葉乳業など乳業4社はチーズの生産にまわす生乳のうち2割をバターに使用すると発表している。バターの品薄に関しては、輸入に実質394%の関税がかけられていることに批判がある。農水省は先月、関税率35%(一次税率)で約5000トンを追加輸入したという。

六甲バターがチーズ値上げ 原料高騰、25品目で (2008-7-22)
乳業4社、家庭用バター増産・チーズ向け生乳転用 (2008-4-30)
品不足のバター 5000トンを追加輸入へ (2008-6-30)
バター不足は誰のせい? (2008-5-3)

バターについては、代替品のマーガリンに含まれるトランス脂肪酸がコレステロールを増加させるとして今月25日、米カルフォルニア州で使用が禁止となったという。

トランス脂肪酸を禁止 米カリフォルニア州 (2008-7-26)

農業生産は統制経済下にあるため、商品が品切れになるなどということが起きうる。バターやチーズは、「品不足になったから」「価格が上がり」「増産する」という市場経済が機能しない。まず、生乳を生産・販売し、その損失に見合った形で値段を設定・生産量を規定しているという。

牛乳は不足してないのに、バターやチーズが不足するのはどうしてですか?

安いマーガリンを野放しにすると、動脈硬化の危険性が高まる。そのリスクに、どれだけの犠牲が払えるのか。一方で、厚生省の持つリスクとは、国民に対する責任問題である。