金曜日, 3月 28, 2008

EU外相理事会開幕、五輪開会式不参加の動きへの対応検討へ

チベットで中国政府がデモを武力弾圧した問題で、チベット亡命政府は、中国政府が四川省に軍隊を配備、強制捜査が続き、逮捕・拘束が行われており、拘束した僧侶に署名を強制しているという。

ダライ・ラマ法王日本事務所のラクパ・ツォコ代表は27日記者会見で、射殺されたチベット人の写真を公開したという。中国政府は「兵糧攻め」で水と電気の供給を断っており、ラモチェ寺では僧侶が餓死している。ツォコ代表は、中国側がダライラマ法王と会談すべきだと述べている。

メルケル独首相とシュタインマイヤー独外相は28日、北京五輪開会式の欠席を表明し、五輪期間中は訪中しないと述べたという。EU議会のハンスゲルト・ペテリング議長は各国にボイコットの検討を呼びかけており、EU議会ではダライラマ法王をに招請している。これまで、ポーランドのトゥスク首相、チェコのヴァーツラフ・クラウス大統領は、北京五輪開会式に出席しないと明言しており、エストニアのイルベス大統領は、北京五輪開会式、閉会式のボイコットを表明しているという。ドイツ閣僚はすべて北京五輪に参加しない方針という。

チベットからのレポート(12) (2008-3-27)
四川で僧侶100人拘束か 中国治安部隊 (2008-3-29)
ダライ・ラマ日本代表「チベット文化は虐殺されている」 (2008-3-28)
EU外相理事会開幕、五輪開会式不参加の動きへの対応検討へ (2008-3-28)
チベット暴動:北京五輪開会式、ドイツも閣僚欠席 (2008-3-29)

抵制北京奧運 = 北京オリンピックのボイコット