土曜日, 9月 30, 2006

アザガデン油田

政府はイランへの資金流出を危険視し、国連安保理決議に沿って、国際石油開発(INPEX)に融資しない方針を表明したという。

経済制裁決議ならイラン油田に公的支援せず
交渉延長、日本手詰まり・イランのアザデガン油田開発

イラン大統領が、3ヶ月のウラン濃縮停止提案を拒否した、という背景がある。

「核開発が3カ月も遅れれば大打撃であり1日たりとも濃縮は停止しない」

イランとの取引は、「バイバック」であり、有利なものではないという。

"イラン政府が外国企業と結ぶ石油開発契約は「バイバック」と呼ばれる。外国企業が費用全額負担で探鉱と開発を行うが、生産段階に入ったところで役割は終わり、その後は、NIOC(イラン国営石油会社)から生産された原油を受け取って、探鉱・開発費用と一定の利益率(年率10パーセント程度)を回収する。

 回収期間は通常5~7年。20世紀前半に一般的だった利権(コンセッション)契約は期間数十年から100年で、現在一般的な生産物分与(プロダクション・シエアリング)契約が25年程度であるのに比べて、極端に短い。また、石油価格が上昇しても外国企業には何のメリットもない。"

第3章 イラン巨大油田(5)


イランでは暴動が多発し、そのたびに公開処刑がある。

”2005年のロレスターン州ホッラマーバードの暴動に関わったとして兄弟2人が公開処刑された”

Iran hangs brothers in public for murder

なぜか、海外安全情報にロレスターン州の暴動が記述されていない。

フーゼスタン州のアフワーズ市内では、2005年4月13日にアラブ系住民を刺激する内容の偽造文書が出回ったことにより騒擾が起こった事案、同年6月12日に州知事庁舎前ほか3か所において爆弾が相次いで爆発する事件、同年9月1日にパイプラインが連続して爆破される事件、同年10月15日に最も人通りが多い通りで2つの爆弾が爆発する事件、2006年1月24日には、チャムラーン通り(キヤーンパールス通り)に面するサーマーン銀行の支店内及びゴレスターン地域の地下資源機構(政府関係機関)の建物前で爆弾が爆発する事件が発生しています。また,同年2月27日には,アフワーズ市から約110km北の町デズフール及びアフワーズ市より約100km南のイラク国境付近の町アーバーダーンにおいて、爆弾爆発事件が発生しました。(海外安全情報・イラン)