土曜日, 1月 08, 2005

科学や技術を悪用し、あるいはまったく否定し、人格を否定させる新興宗教は、宗教団体というより、カルトである。病気や、災害にあった人間に、信者が多いのは、日本の福祉がよくないせいもある。偏見はあるし、支援体制もなっていないし、災害や病気を「先祖のたたり」と信じる人間がいることは(「白血病?苑に入って因縁切れば治るのに。 苑で歩まないから病に侵されるのよ。」) 、テロにあってお参りに行く、インドネシアの人々の暗黒の世界と共通するものがある。オーストラリアのマスコミが、ショックを受けて、取材していたのが、今でも印象に残っている。真如苑に、幹部には批判的でも、その信条は正しい、とか、ドグマは気にかけないが、幹部に入れ込んでいる、という自覚をもつ会員がいない、ということは、マインドコントロールされている人間の、閉鎖的な、カルト的な側面を表している。教団に素直であれば、教団には都合がよいが、本人や、周りの人間によいとは限らない。