日曜日, 5月 09, 2010

ロシア、戦勝記念で約30カ国から首脳集める

ロシアでは9日、第二次世界大戦の戦勝記念日の記念式典が行われ、旧ソ連の独立国家共同体の国々など各国首脳が招待されたという。

8日にはプーチン首相と中国の胡錦濤国家主席との会談が行われ、プーチン首相は会談で、「日本の軍国主義」について述べたという。グルジアに侵攻したソ連と、軍事予算の2ケタ成長の中国が、世界でもっとも平和路線を貫いている日本について軍国主義について言及することは、歴史の皮肉といえる。

ロシア政府は、グルジアのサーカシビリ大統領を招待していない。

連合国のうち、オバマ米大統領、ブラウン英首相、サルコジ仏大統領、ベルルスコーニ伊首相は祝賀行事を欠席したという。

オバマ米大統領は8日、「米国民やロシア国民を含め多くの人々の大きな犠牲によって、第2次大戦でのファシズムへの勝利が成し遂げられた」「すべての人びとの基本的人権が守られるよう世界中が協力して取り組んでいかなければならない」と声明を発表した。

ロシアでは、対日戦勝記念日を設定する動きがあるという。

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