ニューヨークで開催されている核拡散防止条約(NPT)再検討会議では19日、カバクトゥラン議長が配布した合意草案修正案では、11年までの核軍縮交渉開始と、12年までの加盟国への報告は、「時宜を得た」交渉開始と、「次回の再検討周期まで」の報告へと変更されたという。14年の国際会議開催については、「期限を定めない高官レベルの会議を開く」と大幅に後退したという。12年を期限とした隔壁転用可能な核分裂性物質の備蓄量公表は削除されたという。
NPT再検討会議では、28日まで交渉が続けられるという。軍縮交渉の期限については、復活する可能性もわずかながらあるという。
→ NPT会議:軍縮期限を削除…米露仏、合意草案に反対 (2010-5-21)