韓国の哨戒艦「天安」の沈没は北朝鮮の魚雷による攻撃という調査報告について、韓国国防省では、攻撃は偵察総局が主導したとする見方が強まっているという。偵察総局の業務は金正日に直接報告されるという。
偵察総局は、黄海のビパ岬で潜水艇を利用した特別訓練を行い、潮流を利用し、ペンニョン島周辺海域まで潜水艇を侵入させ、再び戻る訓練を何度も行っていたという。
北朝鮮による魚雷の攻撃は、攻撃前後数日の潜水艇の動きから、ヨノ級潜水艇から行われたものとされている。この潜水艇は、イランに輸出され、カディル型と称されている(写真)。
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哨戒艦沈没:北はどのように侵入・攻撃したのか(下) (2010-5-23)ヨノ型潜水艇