安保理の公式会合では、ビルマ問題が論議され、軍政の対応を国際社会の懸念に応じているとし、「有意義で期限を定めた対話」を促すとする声明を発表したという。米国は、声明を議長声明に格上げする方針で、インドネシアのナタレガワ大使は、「対話と国民融和の環境を整える最初のステップとして、スー・チーさんの自宅軟禁の制限緩和や政治犯、拘束者の釈放が必要だという認識は各国で一致していると思う」と述べたという。米国のハリルザド大使は、「軍政の対応はまだ不十分。(安保理で)圧力を同時にかけていくべきだ」と述べている。
ビルマ軍政は、国連のガンバリ特使に対し、これ以上の政治犯の逮捕をやめるとしているが、軍事政権は、14日にも活動家3人を拘束したという。ガンバリ氏は逮捕が確認されれば、「極めてやっかいな事態だ」と懸念を表明したという。
国連人権委のピネイロ特別報告者は、アウン・チー副労働相と会談したという。ピネイロ氏はビルマ軍事政権のデモ弾圧での正確な死者数と拘束者数について調査するため、ビルマ入りしている。
→ 軍政の対話姿勢評価 ミャンマー情勢で国連顧問 (2007-11-14)
→ ミャンマーの建設的な動き評価 国連安保理 (2007-11-14)
→ Associated Press: Foreigners flock to Myanmar gems auction despite calls for a boycott (2007-11-13)
→ ミャンマー軍事政権 民主活動家3人を拘束 (2007-11-15)
→ 国連人権理事会のピネイロ特別報告者、アウン・チー副労働相と会談 (2007-11-15)