ビルマで僧侶らによるデモを取材中に射殺されたジャーナリスト長井健司さんの現地通訳兼ガイドのビルマ人男性は、長井さんが殺害された状況を証言し、長井さんを尾行する人物に関して発言したという。長井さんが撮影したビデオテープは、軍政側がいまだ返還しておらず、日本側は返却を要請している。長井さんは、「死んだときはビデオを日本に届けてほしい」と語っていたという。
ビルマでは、1990年の選挙で圧勝したNLD党首のアウン・サン・スー・チー氏が、軍政側の担当相と会談したという。軍政側が会談に応じたのは3年半ぶりで、国際圧力を回避するための「おためごかし」という評がある。
ガンバリ特使も結局ビルマ軍政の手のひらで転がされている、という評価もあり、ビルマで選挙を実現するまでの道が模索されている。
→ 【動画】長井さんのガイドが現場状況など証言 (2007-11-10)
→ 長井さん『死ぬ気で取材に』 通訳男性 射殺直前の様子証言 (2007-11-10)
→ 3年半ぶり党幹部と面会=連絡担当相とも-スー・チーさん (2007-11-9)
→ BNN日本語ヘッドライン~きょうのビルマのニュース (2007-11-10)
日本のODAは、ビルマ軍政によって中国製の武器に消えることを考えるべきである。