ビルマを訪問中の国連のガンバリ特使は、アウン・サン・スー・チー氏と会談するという。軍事政権トップ、タン・シュエ議長は、国連特使との会談を拒否している。軍事政権は、僧侶らのデモに発砲し、ジャーナリストの長井健司さんを含め、13人が死亡したと公式発表している。実際の死者数は、はるかにその数字を上回るという証言があり、軍事政権の対応に国際的非難が集まっている。
軍事政権は、僧侶や市民、野党党員への弾圧を続けており、数千人を拘束、現在でも600人が拘束されたままという。
ガンバリ特使とアウン・サン・スー・チー氏との会談は、ネピドーでアジア系外交官との1時間の会見で発表されたという。外交官は匿名を希望しているという。ガンバリ特使は、タン・シュエ議長との会談の予定は口にしていなかったという。テイン・セイン首相らとの会談内容は明らかにされていない。
ガンバリ特使はスー・チー氏とアウン・チー労相兼連絡担当相との会談を提案したが、チョー・サン情報相は火曜日、国営紙「ビルマの新しい光」でそれを不可能として拒否した。制裁の解除を要求しているという。軍政は、僧侶・市民を殺すなという国際社会の要請を大国のいじめに例えているという。
→ UN envoy to meet Myanmar democracy leader Suu Kyi just ahead of departure (2007-11-7)
→ 軍政、3者会談を拒否=国連特使が要求-ミャンマー (2007-11-7)
→
Burma 'rejects UN mediation plan' (2007-11-7)
ガンバリ国連特使は、スー・チーさんとの会談を終えたという。
→ ミャンマー訪問中のガンバリ氏、スー・チーさんと会談 (2007-11-8)
→ スー・チーさんと会談 国連特使、成果なく帰途に (2007-11-8)
→ Daw Suu's Letter from Burma #50