カナダ政府は、ビルマの軍事政権に対し、制裁措置を取ると発表した。カナダのベルニエ外相は、世界でもっとも厳格な経済制裁を行うと宣言したという。
カナダ政府は、特別経済措置法により、人道支援物資以外のビルマへの輸出入の禁止、ビルマ軍政に関わる人物の資産凍結、金融機関の取引禁止、技術情報の輸出禁止、ビルマ籍の船舶や航空機の離着陸の禁止、カナダ籍の船舶や航空機のビルマへの離着陸の禁止を発表した。
国連のピネイロ特別報告者は、インセイン刑務所を訪問し、ビルマの軍事政権によって拘束された活動家スー・スー・ヌエ氏らと面会し、軍事政権によるデモへの武力弾圧の実態を国連に報告するという。軍事政権は、アウン・サン・スー・チー氏との面会を許可しなかったという。
国連では、中国の反対により、ビルマ軍政に対する議長声明案が実現しなかったという。
→ Canada announces tougher sanctions against Burma(2007-11-14)
→ ミャンマー軍政、国連人権報告者とデモ拘束者の会見許可 (2007-11-15)
→ 国連人権担当官、調査終える=スー・チーさんと面会できず-ミャンマー (2007-11-15)
→ UN Security Council Divided in Discussion of Burma (2007-11-14)