水曜日, 10月 01, 2008

グルジア紛争、EU停戦監視団340人に

EUのソラナ共通外交・安全保障上旧代表は30日、EUの停戦監視団が1日から活動を開始すると述べたという。EUによる停戦監視団は340人になる見通しという。ロシア軍は活動から10日以内に完全撤退することで合意している。

対するロシア軍の当局者は30日、南オセチア周辺の「緩衝地帯」への停戦監視団の立ち入りを認めないと発言し、批判が強まっている。ロシア軍はグルジアのアブハジアと南オセチアに、計7600人の兵力を駐留するとしており、「反米の前線基地」とするという。ロシア軍は両地域周辺の「緩衝地帯」に17ヶ所の監視ポストを設置しており、EUによる停戦監視団はこれらのポストを引き継ぐという。

いっぽう、ロシア海軍大型対潜哨戒艦「アドミラル・パンテレーエフ」が30日、舞鶴港に入港し、舞鶴平和委員会など4団体は抗議を行ったという。ロシア海軍戦艦は、9月30日から10月3日に行われる海上自衛隊との捜索・救難共同訓練のため訪日しているという。4団体は「今回の入港は親善・友好を目的にしているが、他国(グルジア)に侵攻する国の武器を搭載した軍艦は目的の主旨にふさわしくなく、入港は許せない」と抗議を表明したという。

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EUの停戦監視団は1日、緩衝地帯での活動を開始したという。

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