日曜日, 5月 25, 2008

G8環境相会合:神戸で開幕

神戸では環境相会議が24日開幕し、地球温暖化対策が議論されているという。

会議に参加したのは、G8各国と中国やインド、ブラジル、オーストラリアなど17カ国と欧州連合(EU)で、会議の議長総括は、7月に開催される洞爺湖サミットに報告されるという。

政府は、「2050年までに温室効果ガスの半減」や産業分野別に排出規制する「セクター別アプローチ」を提唱している。2050年までに気温の上昇を2℃以内に抑えるためには、二酸化炭素の排出量を半減させる必要があるという。削減に必要な技術には、年間約6兆7000億円~9兆8000億円、GDPの約1%が想定されているという。

政府の総合科学技術会議の作業部会は8日、「環境エネルギー技術革新計画案」で予算配分と途上国への技術移転計画を発表している。具体的には、「30年までの短中期的対策として、石炭・天然ガスによる高効率火力発電、情報通信技術を用いて渋滞を緩和するITSや電気自動車、砂漠化に強い「スーパー樹木」などの開発に取り組む。それ以降の中長期的対策では、第3世代太陽電池や水素燃料の航空機、新世代の原子力発電などの開発を目指す」という。

洞爺湖サミットには、G8各国のほか、中国、インド、メキシコ、ブラジル、南アフリカのO5、および韓国、オーストラリア、インドネシアが参加するという。

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