木曜日, 5月 15, 2008

道路特定財源:一般財源化

「暫定」税率を含めガソリン税など道路特定財源は無駄に使われているという批判が多い。

民主党の菅代表は15日、国土交通省の関東地方整備局を視察し、使用済みタクシー券の半券開示を要求したところ、国土交通省側は拒否したという。国土交通省では、道路部の職員が通勤にタクシーを用いて計約500万円をガソリン税から支出したことが非難されている。運転手つきの高級公用車については、規定さえないという。

実際のところ、道路特定財源は総額3兆3000億円で、08年度予算では2兆7000億円が特別会計にまわされるという。

ガソリン税を「取りすぎて」いる部分は約6000億円で、約4000億円が自治体向け道路整備貸付金、高速道路値下げ、まちづくり交付金に使われ、約1900億円が一般財源に使われるという。

津田財務次官は15日、記者会見で「新たな財源が生じるわけではなく、それぞれの経費の必要性など総体的に考えていく必要がある」とした上で、「これだけひどい財政事情であり、できるだけ公債を増やさないことを最大の目標の1つとして予算編成に取り組むことは当然」と述べたという。

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