金曜日, 5月 23, 2008

ウタリ協会:アイヌ民族の先住権確立の請願書を国会に提出

アイヌ議連は23日、アイヌ民族を先住民と認定するとする国会決議案をまとめ、来週中の国会決議を目指すという。

北海道ウタリ協会の加藤忠理事長は22日、町村長官と会談し、〈1〉先住民族の認定〈2〉民族の権利を審議する政府の有識者懇談会の設置〈3〉社会的・経済的地位向上のための法的措置を要請したという。

会談には、超党派「アイヌ民族の権利確立を考える議員の会」代表の今津寛衆院議員(自民)や鳩山由紀夫幹事長(民主)らが同席したという。アイヌ議連は、今国会で先住民族と認める国会決議を目指している。政府高官は22日、「国会決議が採択されれば(有識者懇談会を)設置する」と述べたという。政府高官は先住民族認定については「(有識者懇談会で)議論するということだ」と述べたという。

東京の日比谷では22日、約230人が集まり、国会まで約1.5キロをデモ行進したという。

アイヌウタリ連絡会の丸子美記子代表は20日、3300人の署名と要請書を福田首相に提出している。

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