月曜日, 2月 05, 2007

野党、週明けも審議拒否続行 不信任案では対応割れる

野党内には、「厚労相不信任決議案の提出をきっかけに審議に出た方がいい」という声があるという。

野党、週明けも審議拒否続行 不信任案では対応割れる (2007-2-5)

参議院で議論されているのは、平成18年度補正予算。こんなの誰かがまとめているに違いないと思いきや、Googleのブログ検索で「平成18年度補正予算」と打ち込むと、97件しかないうえに、「大事な予算です」というのがあってのけぞった。総額3兆7723億円の補正予算。内訳は...

国土交通省 4612億円

文部科学省 1224億円

総務省 2兆1425.4億円(地方交付税) 984.3億円 41.2億円 12.2億円 2.7億円 合計2兆2465.8億円

環境庁 27.8億円

厚生労働省 2934億円

外務省 1833億円

平成年18度補正予算の説明

ひたすら地元(名護市)に金をばらまきたい、もっとばらまける、と述べているようである。 この国会で期待されている国の仕事は、なるべく税金を使わないことである。「ボーナス」だという。国債を発行しながら、「借金返済」のために地方交付税を2兆1425億円配布するという。まったく補正予算を審議する気はないらしい。

中国を敵として、国の領土を確保しようという「地方」はないので、いきおい建設業者への賄賂という予算になるらしい。選挙目当てらしい。。「日本人生産マシーン」票めあてに、「学校」の耐震化のために、何千億円もかけるという。地震災害は起きておらず、これは追加予算である。官僚の天下りへの賄賂であるという側面がある。

やっぱり領土問題 (2007-2-6)

なぜ追加予算を組んでいるのか。追加予算への質疑応答ではないのか。なぜ「障害者区分」を盾に追加予算を千億円も組んでいるのか。

これだけばらまけば、円の価値も下がろうというものである。


都市圏は、民主党の地盤である。愛知知事選では、名古屋市で民主・社民・国民新党推薦に票が集まったという。

すばらしい選挙だったといえる。民主・社民・国民新党推薦には1355713票。自民・公明候補との票差は69048票、つまり有効票の2%。投票率は52.11%、前回の相乗り選挙より13.2%も高い。

Japan government labors over 'birth' remark (2007-2-5)

自民党は、「ひきつづき国民の立場で発言する」柳沢をやめさせないばかりか、3兆7223億円の予算を通し、この金で次の選挙は大丈夫だと高をくくっているらしい。

柳沢大臣と首相の政治責任を求めるデモ
No.669 柳澤発言に強く抗議する
柳沢厚労相は辞めよ
「女性の尊厳否定」 厚労相の辞任求め要請書 県内女性議員
女性は子どもを産む機械ではない!!
柳沢厚労大臣辞任求め、共産党街頭演説 (2007-2-5)
国民を機械や部品とみなし、生活を犠牲にして国を優先させている
愛知知事選、北九州市長選の結果受け改めて(柳沢)辞任要求 高木委員長

「世界の笑いもの」で「国益を損ねる行動」は審議拒否にもかかわらず衆議院・参議院を通過した3兆7223億円の補正予算である。

北九州市長選、愛知県知事選の結果を受け 鳩山幹事長が会見

女性の権利、選択が軽視されている、あるいはそれとして認識もされていない、というのは実感である。

「産む機械」といわれて、さらに妊娠したがる女性がいるとは思えない。女性を、なんとしても「妊娠したがるマシーン」にしたいらしい。男性の価値でも上げたいのか。何を「審議」したいのか。「男性の価値は女性を妊娠させることだけではない」

派閥争いに女性票を利用しただけだ、と済ましているのもいる。それでは、「国民の立場としては」選挙結果をみるがいい、としか言いようがない。日本はひどい国だとしか思えない。しかし、日本がひどい国でなかったことは、歴史上いちどもなかった。これを見れば、従軍慰安婦問題も国際的に理解が広まって、すぐ解決するだろう。