日曜日, 1月 07, 2007

横文字と日本語

記者困り顔 横文字連発の官房長官 (2007-1-6)

汚い日本語とは、いくらもあるが、それはどれだけ崩したかによるものではなく、相手にどれだけ伝わるか、どこまで気を使ったかによるものである。慇懃無礼というのはいくらもあるが、「ですます」で礼儀をクリアしたつもりの日本語で、「普通に計算するだけです」というのを汚い日本語という。このプログラマが何を普通としているかは誰にも予想がつかない。何を考えて計算したかなどは、考えたくもない前提である。

あるいは、共産党が「異常」を多用することを指摘できるだろう。「サビ残は異常です!」と共産党は訴えるのである。確かに異常な状態かもしれないが、異常かどうかに、この際いくらかの客観性があるとはいえない。狭い世界で、カルト的運営を行うと、正常と異常の区別が、他の集団にも応用が可能だと思うようになるものである。ここで、国際的な正常さについては言及しない。非武装のチベット人を人民解放軍が銃殺するのは異常だと訴えたいからである。