金曜日, 9月 10, 2004

政治問題を、社会問題にしてはならない。つまり、チェチェンでのテロ事件を、「恐怖の救出作戦」とし、生き残りが、仲間の死を語る番組は、テロ対策も、政治をも語ってはいない。軍閥割拠で、傀儡政権、独立政府が海外にいる場所で、「住民の願い」は、その社会的影響を述べねば、その論議において意味がない。そもそも、政治が機能していないところでは、民主的で建設的な意見などでてこない。「政府でも、軍閥でも、生活をそっとしておいてくれればよい」などという意見は、日本人の態度の反映であっても、このさい何らかの意味を持つとは思えない。