日曜日, 12月 26, 2010

パキスタンのテロを非難=米大統領

オバマ米大統領は25日、パキスタンの自爆テロに関して声明を発表し、「非道なテロ行為」として強く非難、同国の安定化に向けた支援を改めて約束したという。

大統領は、「世界食糧計画(WFP)の食料配給所の外で無辜(むこ)の市民を殺害するとは、パキスタン国民と全人類に対する侮辱だ」と述べたという。

米国は国境地帯などでネバダ州から操作する無人機による空爆を強化しており、2010年の無人機による空爆は昨年の倍以上の100件以上という。同国では米軍の空爆による民間人の犠牲者が出ており、米軍と米国の援助を受け取り米国に反対できない同国政府に対する批判が強まっている。「買われた」政府に対する無力感、自国民の被害を出してさえ米国に文句を言えない政府に対する怒りは、自爆テロに火を注ぐ結果となり、12月23日までの年間の死者は1224人と過去最悪を記録したという。

パキスタンのテロを非難=米大統領 (2010-12-25)
パキスタン:米、無人機空爆を強化 武装勢力54人死亡 (2010-12-25)
2010 bloodiest year for Pakistan since 2001: Report (2010-12-25)
遠隔操作される死の飛行機

無人機を使って多数の市民を殺害しても、米国の国力をもってすると(フランスのメディアを通してでないと)公式な批判が出てこない。しかも、個人の批判でさえやりにくい。怖い状況ですね。