木曜日, 6月 05, 2008

国務院「四川地震復興条例」草案を原則として可決

中国四川省の地震による被災者の救済と被災地の復興に関し、温家宝中国首相は4日、国務院常務会議を開催し、国務院では「四川地震復興条例」を可決したという。条例では、仮設住宅、救援資金や物資の分配・利用について規定し、分配・使用についての情報を公開し透明性を保つことを定めているという。被災地に建設された仮設住宅は1万9900棟、建設中が1万2800棟、建設待ちが6万1300棟で、これまでに4万3300棟の仮設住宅が被災地へ届けられ、5万2300棟が発送を待っているという。

被災地では5月31日ヘリが墜落し、4日まで19人の乗組員が行方不明になっているという。

被災地では、土砂崩れによるせき止め湖「唐家山ダム」(水量2億1750万立方メートル)の決壊が危惧されており、水位は2、3日以内に排水路に流れ出すと予想されているという。

国務院「四川地震復興条例」草案を原則として可決 (2008-6-5)
四川大地震:被災地、多くの仮設住宅が建てられる (2008-6-5)
四川大地震:被災地で墜落したヘリ、依然行方不明 (2008-6-5)
四川大地震:せき止め湖の水染み出す 決壊の可能性高まる (2008-6-6)