日曜日, 4月 02, 2006

金日成は、祖国の英雄として担ぎ出されていたが、実はそれはソ連のトリックであった、というNHKのドキュメンタリーがあった。北朝鮮の国家体制は、スターリン式の個人崇拝と粛清のやりかたに酷似しているという。少なくとも中央政府において数千人の粛清があったという。

NHKスペシャル

しかし、ソ連には、旗を振り回す集団演技の習慣はなかったし、写真を掲げることはあっても、合掌したりすることはなかった。スターリンという名前を言う際に、「わが偉大なる指導者」などという敬称をつけたりもしなかった。これらは、日本の戦時中の天皇の扱いに酷似する。

いわゆる日本人のタイプを誰が決めたのか知らないが、世界が狭くなった今、一国平和主義ばかりが「主流」ではありえない。