金曜日, 5月 28, 2004

「売れる技術を持つ」ということは、「伝統的で、社会的に抵抗のない、単純労働に専念する」こととは異なる。もちろん、社会的に認められねば「売れる」技術とはならない。しかし、それは単純労働に甘んじる人間を美化するものではない。誰でもできる労働を、さまざまな特権を利用した報酬を得ることで、「自分にはここにいる権利があるが、他人からなぜかその権利を剥奪することができる」という、いわゆるムラ社会を形成することは、よいことではない。