金曜日, 4月 18, 2008

チベット問題、対話解決を=公明、共産、社民党首が中国外相に

公明党の大田代表と、共産党の志位委員長、社民党の福島党首は18日、中国の楊外相と会談しチベットでのデモを武力弾圧した中国政府の対応について、ダライ・ラマ法王との対話による解決を要請したという。公明党の大田代表は、「率直な対話で解決に努力していくことが大事だ」と述べたという。中国政府は、無理な条件を付け、ダライ・ラマ法王との対話を拒否している、という批判がある。

善光寺は18日、聖火リレーの出発地を辞退すると発表したという。善光寺事務局の若麻績(わかおみ)寺務総長は、「チベットの宗教指導者が立ち上がり、それに対し弾圧しているので、仏教の寺として考えた」と述べたという。住職の一人は、「われわれはチベット人と同じ仏教徒との気持ちが強かった」と述べたという。

インドの聖火リレーでは17日、警備により、一般市民を排除した形で行われ、「誰のためのリレーか」「そんなに大事な聖火なら金庫にしまっておけ」という非難があったという。聖火リレー開始前には、市内でチベットにおける中国政府のデモ武力弾圧による犠牲者を弔う「鎮魂の聖火」リレーが行われ、参加者のインド人学生のプーシャン・シンさんは「インドが世界最大の民主国を自任するなら、反対意見を排除する見せ掛けの成功に甘んじてはいけない」と述べたという。インドでは、サッカーのインド代表主将のパーイチューン・ブティア氏、インド初の女性警察官僚キラン・ベーディー氏、ボリウッドスターのソーハ・アリー・カーン氏、クリケット選手のサチン・テーンドゥルカル氏が参加を取り止めたという。


チベットのアムド地方のレゴン(青海省)では17日、僧侶3人(Gyupa僧院のLobsang Dhondup(20)、Lobsang Dhondup (30) 、Dakpa)の釈放を求めるデモが行われ、僧侶ら100人以上が拘束されたという。

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