土曜日, 4月 12, 2008

国際社会の忍耐切れ掛かると英首相、ジンバブエ情勢で

ジンバブエでは、中国が裏で支援しているとされるムガベ政権が28年に渡って支配を続けており、野党の勝利とされる先月29日の大統領選挙の結果の発表も差し止め、選挙のやり直しを要請しているという。

ジンバブエは人口1231万人、首都ハラーレには160万人。人口の分布は、ショナ族が80%、ンデベレ族が14%、その他アフリカ系2%、アジア系が1%、白人が1%以下。公用語は英語で、識字率が政府発表で90%。宗教に関しては、キリスト教徒の影響を受けた部族宗教が50%、キリスト教徒が25%、部族宗教が24%、イスラム教徒が1%を占める。日本との貿易は少なく、ニッケルなど輸入が150億円ほど。綿・タバコ・佐藤などのプランテーションが農業のほとんどを占め、2000年には農園の国営化を行い、経済破綻をきたしている。失業率は2007年で80%、インフレ率が百万%にもなるという。南アフリカ諸国は、AIDSが問題となっており、ジンバブエで24.6%、南アで21%、ボツワナで37%の感染率で、平均寿命がジンバブエで40歳、南アで43歳、ボツワナで51歳という。

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ジンバブエの大統領選で、開票結果をムガベ政権が差し止めていることに関し、国連安保理で協議すべきという提案が米国からなされているという。安保理での協議に、イギリスを含め、西側諸国は賛同しているものの、南アフリカが提案に消極的という。南アフリカは、ジンバブエに対し、開票結果を要請する可能性があるという。ムガベ政権は、外国メディアの現地入りを拒否しているという。

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