ビルマ大使館前で26日、在外投票を要求するビルマ人が、警視庁の機動隊員ともみ合いになり、12人が病院に搬送、国民民主連盟のリン・アウン日本支部副議長が逮捕されたという。
ビルマの軍事政権は、5月10日に新憲法に関する国民投票を行うとしている。新憲法では、国会議員の25%を軍人とし、アウン・サン・スー・チー氏を政治的に排除するなど、軍事独裁政権側に有利な内容となっている。軍事政権は、新憲法を有料で配布するなど、内容を国民に十分に知らせず、街頭で活動するNLD党員を拘束するなど、強硬な姿勢をとっている。軍事政権は、在日ビルマ人でも、民主活動家には投票の通知を行わなかったという。
26日には、在外投票を行おうとする在日ビルマ人が、大使館前で並んでいたところ、大使館側が立ち入りを認めず、警察が立ち退きを命じ、もみ合いになったという。
→ ミャンマー人と警察衝突 東京・大使館前 在外投票要求、12人搬送 (2008-4-27)
→ 在外投票権求めたミャンマー人 警察が強制排除 (2007-4-27)
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「軍政が国民投票反対活動家に暴力」、ミャンマーの国民民主連盟 (2008-4-26)
米国上院議員では24日、アウン・サン・スー・チー氏に24日、最高勲章を与える法案を全会一致で可決している。
→ スー・チーさんへの最高勲章、米上院が授与全会一致で可決 (2008-4-25)
→ Myanmar's Suu Kyi To Be Conferred U.S. Congressional Gold Medal (2008-4-26)
ビルマ人らは27日、東京にある大使館前でデモを行ったという。
→ 【動画】ミャンマー大使館では連日の抗議活動 (2008-4-27)