火曜日, 3月 25, 2008

一部外国記者の「ラサ取材ツアー」許可=「客観的理解を」-中国

中国の秦剛外務省副報道局長は、25日定例記者会見で、十数社の外国メディア(米AP通信、共同通信、韓国のKBSテレビ、中国当局と関係の深い香港のフェニックステレビなど)のラサ取材を26日から3日間、許可すると発表したという。

一部外国記者のラサ取材許可=「客観的理解を」-中国 (2008-3-25)
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秦副報道局長は、「客観的理解を」と述べたという。

中国政府が「メディアの公正さ」に言及することに、違和感がある。中国政府は、チベットでのデモ被害者の数を19人と発表し、しかも報道陣を入れていない。主張を裏付ける証人、証言、画像、動画なしでメディアへの信頼は得られない。

外部機関による調査で、「デモに発砲」「拘束者への虐待死」「言論統制」「思想統制」という主張が、客観的に理解できるようになることを望みたい。

(仮訳)チベット亡命政府はダラムサラで25日、ラサの僧院で僧侶が餓死したと述べたという。報道官は「ラモチェ寺のThokmey 僧が食糧不足で死亡した。中国軍は、3月14日から寺院に食料と水の供給をストップしている。僧侶は3月24日に餓死した」「軍は寺院に催涙弾を投げ込んでいる」「多くの寺院で食料、医薬品、水が不足している。移動も自由でない」「中国当局の規制で、情報が得にくくなっている」と述べた。亡命政府は死者の数を140人としている。一方で、中国当局は19人と発表している。

‘Monk in Lhasa monastery died of starvation’ (2008-3-25)

チベット亡命政府は25日、ダライラマ14世が8月、フランスを訪問すると発表したという。サルコジ仏大統領は、北京五輪のボイコットを示唆している。欧州各国の世論調査で、北京五輪開会式のボイコットは、過半数の支持を得ているという。ブラウン英首相は、5月にダライラマ法王と会談を予定し、イギリスの皇太子は、北京五輪に出席しないと述べている。

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