金曜日, 8月 03, 2007
中国当局、チベット人ルンギェ・アダック氏を拘束
「中国当局は、チベット人ルンギェ・アダック(Runggye Adak)氏を拘束し、さらに、自由アジア放送(Radio Free Asia)によると、ある証言では、20人そして刑務所でのデモの後に200人を拘束したという。国際チベット運動(International Campaign for Tibet)は、拘束者の数は不明としている。
1日、四川省(Sichuan)西部理塘(Litang)で、祭りの最中に、アダック氏がダライラマとパンチェンラマの帰還を訴えたところ、中国当局がマイクを取り上げ、アダック氏はマイクを取り返し、当局がアダック氏を拘束したという。
中国当局は、チベットの宗教関係者への締め付けを強化しており、新華社発表では、生仏の認定に、当局の許可を必要とするとしている。チベットの生仏の認定は、チベット文化に根ざすものであり、チベットのアイデンティティーに関わる問題という。北京当局は、ダライラマを選ぶ権利は北京当局にあるとしており、すでに独自パンチェンラマを任命している。
中国は1951年にチベットを武力制圧しており、ダライラマは1959年にインドに亡命し、ダラムサラで暫定政府を立ち上げている。ダライラマはチベット人の人望が厚く、中国当局は自治を求めるチベットの動きに警戒している。」
→ Tibetans 'held after China rally' (2007-8-3)
2008年の北京オリンピックを控えているため、中国当局はチベット問題に対し、国際社会の目を意識し、弾圧の報道に対し、神経質になっている、という説がある。
→ 独立叫んだ男性拘束で衝突 中国のチベット族自治州 (2007-8-4)
→ 中国政府、チベット高僧の転生に事前申請を要求 (2007-8-4)
→ 中国が「活仏転生」許可制 チベット族激怒 (2007-8-7)
→ 中国四川省でチベット族住民1000人と警官隊が衝突 (2007-8-4)
→ 五輪前に高まる「圧力」 (2007-8-6)
→ 米下院議員、北京五輪ボイコット案提出 (2007-8-4)
地図:Map courtesy of Andreas Gruschke
(カムはチベットの東部地方)
ネパールへ渡ろうとしたチベット族住民を中国の人民解放軍が射殺した事件に関しては、中国共産党軍の蒙進喜中将が責任をとって引退するという観測があるという。
→ 中国軍成都軍区副司令員、チベット族銃殺事件で引責か (2007-8-7)
→ 【動画】中国軍がチベットの巡礼者を無差別に撃ち殺す映像(非グロ/日本語字幕付)
ニューデリーでは、4日、フレンズ・オブ・チベット(Friends of Tibet)主催のマラソン大会とサッカー親善試合が開催されたという。ニューデリーでは、北京五輪に抗議する大規模集会に出席するために、数千人のチベット人活動家がニューデリーに駆けつけたという。
→ 数千人のチベット人活動家、インドで北京五輪への抗議活動 (2007-8-5)
経団連は、首相の公式訪問に同行してインドネシア、インド、マレーシアを訪問し、インドネシアとのEPAを含め、経済関係強化に向けた努力をアピールするという。
→ 経団連、インド経済界と対話へ・首相に同行、最大の250人 (2007-8-5)
インド、バングラデッシュ、ネパールでは、洪水によって1400人が犠牲になったという。
→ 水害で1400人死亡、2万5000人避難=南アジア (2007-8-5)