水曜日, 5月 23, 2007

ヒル米国務次官、アウン・サン・スー・チーの解放を要請

クリストファー・ヒル米国務次官は、ミャンマー(ビルマ)の軍事政権によって拘束されている、国民民主連盟(NLD)の党首アウン・サン・スー・チーと、拘束されている他の政治犯の解放を要請し、スー・チー氏の拘束が、ミャンマーが国際社会に参加する上での支障となっていると発言したという。軍事政権は、スー・チー氏を17年ものあいだ軟禁している。国連の発表によると、軍事政権は1100人にものぼる政治犯を拘束しているという。米国は、軍事政権はより圧制を強めているとして経済制裁措置を延長している。

Senior US Official Urges Burma to Release Aung San Suu Kyi (2007-5-22)
U.N. Human Rights Chief Urges Burma To Release Aung San Suu Kyi (2007-5-22)
Myanmar Urged to Relent on Suu Kyi (2007-5-22)
U.S. Calls for Release of Aung San Suu Kyi and Other Political Prisoners (2007-5-23)
U.S. calls on Myanmar to release Nobel laureate Suu Kyi (2007-5-24)
US, EU Call for Release of Burma's Aung San Suu Kyi (2007-5-24)
China OKs Naypyidaw Move but Uneasy about Nuclear Burma (2007-5-24)
EU demands release of Myanmar opposition leader (2007-5-24)

ミャンマーの軍事政権は、日本テレビの現時人通信員を拘束している。

ミャンマー軍政、NTV現地スタッフ拘束 (2007-5-23)

拘束されていた日テレ通信員は、23日解放されたという。ミャンマーの軍事政権側は、拘束の理由を明らかにしていないという。

ミャンマーで日テレ通信員を解放 (2007-5-24)

これが、マスコミへの日本政府へのミャンマー政府側の「牽制」となっているという指摘がある。

日本政府はミャンマーと外相会談で、スー・チー氏の解放を求めると共に、北朝鮮制裁への協力を要請するという。

日・ミャンマー外相が会談へ=北朝鮮問題など協議-独ASEMで (2007-5-24)

ミャンマー(ビルマ)政府の軍事政権は、NLD党首、アウン・サン・スー・チー氏の拘束延長を発表したという。米国務省は、ミャンマー政府を非難し、制裁の継続を発表したという。

U.S. appeals to Myanmar to release Aung San Suu Kyi (2007-5-25)
INTERVIEW-UN rights envoy condemns Suu Kyi detention (2007-5-25)
EU attacks Suu Kyi arrest extension (2007-5-25)
米、スー・チー氏の軟禁延長でミャンマーを非難 (2007-5-26)
スー・チーさん軟禁延長 ミャンマー軍政通告 (2007-5-26)
スー・チーさん軟禁延長に「深い遺憾」 国連事務総長 (2007-5-26)
「この決定は国にとって大きな損失だ」 (2007-5-27)

政治的、思想的な理由によって、政府が個人を拘束し、人生の多くの部分を軟禁状態で送ることを余儀なくされた、アウン・サン・スー・チー氏の解放を、中国、ロシアなどミャンマー軍事政権に近い勢力に訴えるべきだと思う。

日本政府は、ミャンマーの軍事政権に2700万ドルを資金援助しているという。

Japan's Aid to Burma Criticized Amid Global Calls for Release of Opposition Leader(2007-5-27)

国際的な協調、協力を得るためでないとすると、なんのためのODAなのか、を問いたい。

無償資金協力 1975~2004年度 1,758.46億円 技術協力 1954~2004年度 310.78億円

Burma gears up to join axis of evil (2007-5-27)

Suu Kyi must be set free, or else

Activists call for Suu Kyi‘s release (2007-5-27)