ソウル市の廃棄物処理は、機能していない。ゴミが山積みにされ、リヤカーや台車でダンボールを集める人々が、その整理をしている。
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ソウルで、地下鉄構内や公園、路上で商売したり、リヤカーや台車でダンボールを集めているのは、60年代に上京したサントンネあるいはタルトンネに住んでいた人々という位置づけで、同情があるらしい。しかし、現在のソウルで、食料が不足するようには思えない。韓国のGDPは、一人当たりPPPレートで22000ドル程度という。社会保障はある程度あるらしい。なぜ市場は近代化しないのか、屋台の取り締まりはあるらしいが、自警団が取締りを妨害するという。屋台では生活程度を上げられず、秩序を乱し、一般店舗の業務を妨害する。屋台ならまだ屋根があるが、路上の販売は、制度の不備と考えられる。
韓国では、物流がうまくいかず、小売店が少なく、消費も日本ほどでない。中小企業も少なく、財閥の弊害は、イノベーションの見られない現状をもたらしている。差別意識が根強い要因には、固定化した人間の役割が大きい。危機意識は、持って欲しい。