麻生首相は21日、衆院を解散し、総選挙に踏み切るという。総選挙は、18日公示で、30日投開票という。参議院では野党が多数のため、衆議院での議席獲得は政権交代につながるという。
→ 衆院21日解散 首相が夕方会見、政権かけた総選挙スタート (2009-7-20)
→ 衆院あす解散 政権かけ各党臨戦態勢 (2009-7-20)
民主党への批判には、財源なし(明言しない)のばらまきで経済または財政に悪影響する、外交政策が中国寄りで北朝鮮政策に影響する、などがあるという。
鳩山由紀夫代表へは、党首討論に参加しないなどの批判があるという。
→ ミンス・鳩山由紀夫は党首討論も拒否
自民党への批判は、長期政権であることや、世襲や業界との癒着にあるという。
→ 政権交代による政治の浄化 (2009-7-20)
→ 「世襲禁止、マニフェストにしたい」 民主・鳩山氏 (2009-3-18)
→ 世襲議員の制限をマニフェストに 民主党 (2009-4-28)
あるできごとの理由の分からないときは、条件を変えて考えるべきである。中国では世襲議員をさす「太子党」というキーワードでの検索に検閲がかかっているという。
優先順位はそれ自体が政治である。
世襲制限については、世襲する側に立って書くのではなく、進出を阻まれた新人の立場に立って書くべきである。
世襲による制限があれば、優秀な新人を登用できない。資金がなければ、党に登用されなければ、投票することはできない。「たたき上げでも世襲でも優秀なら選ばれる」わけではない。
政治資金管理団体を通すと、無税で相続できるという。相続に課税されるため、出馬するケースがあるらしい。世襲議員がクリーンというが、無課税相続が最大の賄賂であり、汚職である。
世襲制限に焦点を当てて否定的な議論をするのではなく、新人登用に機会を与える制度の確立を議論したい。