中国の温家宝首相は3日、ビルマ(ミャンマー)のタン・シュエ国家平和発展評議会議長と会談したという。
ビルマの軍事政権は、10月に選挙を行うとしている。軍事政権は、アウン・サン・スー・チーNLD党首を離党させなければ選挙に参加させないとあからさまな弾圧を加えた。NLDは6日、選挙のボイコットを決め、解党した。さらに、軍事政権は総選挙への国際監視団を拒絶している。
米ウェッブ上院議員は、ビルマと北朝鮮による核開発疑惑が浮上したとして、ビルマ訪問を中止したという。
ビルマ軍事政権はまた、北朝鮮の技術協力を得て国内各地に秘密の地下トンネルを建設しているという。
軍事政権は1月9日までに、トゥラ・シュエ・マン大将が2008年11月に北朝鮮へ秘密訪問したという情報をメディアに流したとして、元国軍少佐と元外務省職員の2人に死刑判決を下している。
→ 中国首相とミャンマーの軍事政権トップが会談…資源などで協力 (2010-6-3)
→ ミャンマー 最大野党NLD解党 (2010-5-7)
→ ミャンマー、選挙監視団を拒絶 米高官に表明 (2010-5-12)
→ ミャンマーに核開発疑惑浮上、米議員が訪問中止(06/04 05:02) (2010-6-4)
→ ミャンマー各地に秘密トンネル、タイ紙報道 (2009-6-24)
→ ミャンマー軍高官の訪朝漏えい、元軍人らに死刑 (2010-1-8)