オバマ米大統領はカナダで26、27日に開催されるG20サミット参加国首脳へ書簡を送り、「市場原理に沿った為替相場は世界経済の成長にとって不可欠だ market-determined exchange rates are essential to global economic vitality」と指摘、事実上ドルに対して固定されている中国の人民元の切り上げを強く求めたという。
さらに、「G20経済には、深刻な(内需の)弱さが存在している。すでに大きな対外黒字があるのに、過大に輸出に頼り続けている国があること、民間部門の需要が弱いことを、懸念している weak private sector demand and continued heavy reliance on exports by some countries with already large external surpluses」と述べ、内需拡大を要求したという。
→ 米大統領がG20へ人民元切り上げ求める書簡 (2010-6-19)
米下院歳入委員会のレビン委員長は16日、中国に人民元の上昇を要請し、米国の「忍耐は限界に達した」と述べている。
→ 人民元めぐる忍耐は限界に達した=米下院歳入委員長 (2010-6-16)