台湾の台北では26日、中国との経済協力枠組み協定(ECFA)に反対する大規模デモが行われ、約10万人が参加したという。李登輝元総裁や、民進党の蔡英文主席らが参加、参加者は「『一つの中国』市場に反対、住民投票で決定を」と訴えたという。
民進党の蔡英文主席は中国製品の流入により影響を受ける産業への保護措置などが不十分として「調印はまだ早過ぎる」と主張、中国が「台湾をのみ込もうとしているのではないかとの疑問を禁じ得ない」と指摘しているという。
李登輝元総裁は「ECFAは中国を中心とした市場(形成)の陰謀。(国民党の)馬英九政府は、中国による台湾統一に協力している。このような人間に台湾の総統を務める資格はない」と述べているという。
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