消費税を話題にすれば、必ず反対があるだろう、と思ってブログを検索してみたが、妙に安部首相の顔と人格、ひいては配偶者の生活能力を賞賛するブログばかりに当たってしまい、「誰も」消費税値上げ反対と書けない、書かない状況に不愉快であると同時に、注意を喚起すべきと思う。
収入の1億ある人間と、収入が500万の人間が、同じ税率で商品を買わされる消費税の不公平さは、強調すべきと思う。消費税500円の痛みが、理解できる人間と、理解できない人間と、同じに強制するのは、「倫理的」でない。もちろん、消費税は、格差是正に寄与しない。
ZAKZAKの記事に、「国民を安心させるためのアピール」という評が載っていたが、この選挙前に国民の軽視する発言は、むしろ、官僚を安心させるための発言であり、新聞などマスコミで、否定的な記事を書かれにくくなることを意図したもの、という側面があることをここで述べておきたい。
→ 安倍「消費税上げ」発言で墓穴…TV生出演で党内「不謹慎だ」 (2007-7-7)
→ 「必要があるなら、参院選の際に責任を持って(引き上げを)言えばいい」(小沢一郎民主党代表)(2007-7-8)
→ 「小泉・安倍政権で9兆円近い増税がされている。ここで消費税を増税したら、ますます所得の低い人にしわ寄せが行く」「総理として上げる必要があるならそう言えばよいが、国民負担の問題なので選挙の際に責任を持ってどうするかは言った方がよい」(小沢一郎民主党代表) (2007-7-9)
→ 首相守勢の討論 自ら望んだテレビ出演 消費税発言は“迷走” (2007-7-9)
→ 首相、与党で過半数めざす・消費税「次の衆院選で」 (2007-7-9)
→ 消費税、「参院選の争点に」が72% 本社世論調査
消費税を29日の参議院選の焦点にすべきかどうか、のアンケートはこちら
→ 参院選で消費税引き上げの是非を問うべき?