鳩山首相は29日、訪問先のインドでシン首相と会談し、経済連携協定やCOP15のコペンハーゲン合意、核軍縮などについて協議したという。
首相は包括的核実験禁止条約(CTBT)へのインドの参加を要請したという。
→ 安保協力で行動計画=経済連携協定、交渉を加速-日印首脳会談 (2009-12-29)‘
→ 焦点:世界の核軍縮、2010年が分岐点になる可能性 (2009-12-27)
米ロでの核軍縮の後続条約が締結される。両国とも軍事産業とそれに結託した団体や個人が、条約締結への道を阻んでいるらしい。核の使用をなんとも思わない人間がいるということは、信じがたいことであると同時に、そのものが「どうにかせねばならない」ことではある。
北朝鮮の地下核実験や、イランのウラン濃縮秘密工場に 見るように、核の拡散は目前である。それに、核は使えない、ここ64年間使われたことはない。どうにかCTBT批准まで持っていってほしいものである。もしそれに対して反対があるとすれば、われわれは抗議すべきと思う。さらに、その反対のやり方が、安全のためという名目の下、米国人のイスラムに対しての敵意を煽るようなものであるとすれば、またしても「米国は世界の敵」という位置づけになるということを、はっきり主張すべきと思う。
ずっと昔から、常に強く希望されていた米国への期待ではある。つまり、米国が平和に寄与するということ、そのための働きかけを世界に行うこと。軍事産業のロビーを切り抜けることができるかどうか。
できることはなにか、常に考えていくべきと思う。