NATO外相理事会は19日、ロシアのグルジア侵攻に関し、ロシアに対し即時撤退を要求し、停戦合意を順守するよう要請する声明を発表したという。NATOは50人の職員をグルジアへ派遣し、技術面での支援を行うという。スウェーデンのラインフェルト首相はロシアとの軍事協力を凍結すると発表したという。
→ 対ロ協力を一時停止=グルジアからの即時撤退要求-NATO (2008-8-19)
→ NATO、グルジアへの支持表明へ ロに撤退迫る (2008-8-19)
→ スウェーデン首相、ロシアとの軍事協力凍結を発表 (2008-8-19)
OSCEの緊急常設理事会では19日、グルジア北部の南オセチア自治州周辺に20人の軍事監視要員を即時派遣すると発表したという。監視要員は100人に増員するという。これまでの監視員は8人で、南オセチアに駐留していたロシア軍との紛争に対処できなかったという。
→ 欧州安保協力機構、南オセチアに20人の監視要員を即時派遣 (2008-8-19)
グルジアは、ロシアと捕虜交換に応じたという。
→ ロシア軍撤退本格化は数日後=紛争後初の捕虜交換-グルジア (2008-8-20)
米国とポーランドはミサイル防衛(MD)装備に調印したという。米国は先月、チェコと合意しており、2012年をめどにMDシステムを配備するという。ロシアがグルジアに侵攻したことによって、ポーランドでは米ミサイル防衛施設の配備への賛成の意見が多く聞かれるようになったという。
→ 米・ポーランド、ミサイル防衛配備調印 ロシアと対立激化も (2008-8-20)
現地からの報道によると、ロシア軍の駐留しているグルジア中部の都市ゴリでは、物資が不足し、市民の生活が困窮しているという。
→ 「3日パン食べてない」露軍駐留のゴリ、市民の生活が困窮 (2008-8-19)
G7各国の財務省は20日、IMFなどを通じ、グルジアに金融支援を行うと発表したという。
→ G7がグルジアへ金融支援を表明 (2008-8-20)
グルジアのマチャワリアニ駐日大使は20日、政府に対し、「日本はロシア軍がグルジア領の占領を停止するよう欧米諸国と連携を強めてほしい」と述べたという。
→ グルジア駐日大使が声明 「日本はもっと活発な関与を」 (2008-8-20)