水曜日, 8月 20, 2008

アレキサンダー・ソルジェニーツィン通り

モスクワでは、今月3日に逝去したノーベル賞作家ソルジェニーツィンにちなみ、「偉大なる共産主義者」通りの名前をアレキサンダー・ソルジェニーツィン通りとするという。モスクワ市は、人名を通りの名前とするには、死後10年を経過せねばならないという規則を改め、メドベージェフ・ロシア大統領令にそってソルジェニーツィン通りを命名するという。ロシアでは、90年代に通りの名前を共産主義者の名前から、革命以前のものに戻す作業が行われている。レニングラードは、ペテルスブルグとなっている。

Moscow gets 'Solzhenitsyn Street' (2008-8-18)

「このすきま風はどこから」と、ロシアの文芸評論について、ソルジェニーツィンが書いていた。いい本である。映画があまりにもくだらなくなると、途中で出て行くのだと、彼は書いていた。そのほうが、頭を明晰に保つことができ、時間を無駄にせずに済むからだという。思想統制下のロシアの生活が浮かび出ている。